SEIYA KAJI
FROM JAPAN
木の廃材にこもる人の軌跡
大工だった祖父の影響で、幼少から木に触れ、釘を打ち、のこを引いて何かをつくっていました。
簡単に手に入らないもの、欲しいものは何でも自分でつくっていました。つくっているのが楽しかったし、褒めてもらえるのが嬉しかった。
これは今でも変わらない原動力になっています。
くじらやカジキマグロは水族館では飼育できないし、そのサイズ感は図鑑の表記でしかわかりません。
実際に体感したいと思い自分でつくっています。
木の廃材を使うのは、手にすると創りたい気持ちが高ぶるからです。
その逆に新品の材料を手にしても、何かを創りたいとはあまり思いません。
ホームセンターで新品の材料を買う時に、店員さんから材料に対する思い出や物語を聞くことはありませんが、廃材は廃棄する人の思い出や物語を聞く ことができます。
廃材を手にすると創りたい気持ちが高ぶるのは、必ず人が関係しているからなのでしょう。
人の軌跡を受け継ぎ、何か別のものに生まれ変わらせ、誰かに喜んでもらえればとても嬉しいです。
動物を見つめる先にあるもの
私は生き物がめちゃくちゃ好きです。
鉄に覆われ、オイルが流れているものより、血が巡り、筋肉が収縮し、毛がなびく生き物に惹かれます。巨大な飛行機や重機、高層ビルより、小さな生き物の方が迫力があると感じます。
全ての生き物は関係し合い、地球という名のチームを構成しています。チームの一員なのに、その和から外れ、好き勝手しているのが人です。
人は自分たちに都合が悪いからといって、明日は我が身とも知らず異なる群れを排除します。人は群れるのが下手くそです。
動物も群れを守るために違う群れと争いますが、その時に戦うのはリーダー同士です。人のリーダーは戦わず、配下の者が無駄な血を流します。
最も近い存在だからか人が理解できません。動物や、その群れをモチーフに作品を創り、人と比較し違いを確認していくことで、少しづつ理解したいと思っています。
そして、今よりもっと理解が進んだ時には、人をモチーフに作品を創ってみたいです。
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